一ノ蔵 大和伝 特別純米酒を飲んだ感想(1回目)
飲み口は水のようにサラリとしているが、味は濃厚系。それでいて重くはなく、美味しい。
1口ゆっくりと飲み込んでみると、山廃的な後味の癖をドシンと感じる。
でもとても美味しい。 不思議と飽きない。
後味は苦味と旨みと辛味が入り交じり、美味しい。
さすが宮城のお酒。96点。
(飲んだ時期:2020年10月)
一ノ蔵 大和伝 特別純米酒を飲んだ感想(2回目)
結構な淡麗辛口。飲みにくい味わいは一切無く、少し苦味を含んだクラシックミディアムかな?という印象。
匂いはほぼ無く、舌の上で転がすと、じんわりと酸味が広がる。
酸味と言っても口が窄まる系ではなく、どちらかと言えば、チリチリとした炭酸味だけが目立つような感じ。
上立ち香は無いが、でも意外と、華やかさは地に広がってくる感じ。
ちりちりと旨みが広がる。
今回は2回目の飲み直しという事で、肩肘張らず和風オムそばをサッと作って合わせてみた。
初心者の頃に飲んで感動したが、やはり今飲んでも美味しい。
ただまあ少し、硬さはあるのかな、という印象。
別にフルーティなお酒が好きだと言うつもりはないのだが、なんかこう、特別純米酒の枠からはギリギリ抜け出せてない感じはある。
ちょっと最近、贅沢になり過ぎてるのかな。
93.5点かな。
(飲んだ時期:2025年1月)
一ノ蔵 大和伝 特別純米酒の補足情報
アルコール度数:15度精米歩合:50%
酒米:華の香100%
日本酒度:+1~+3
酸度:不明
もともと2020年頃、宮城出張のお土産でいただき、飲んだのがキッカケだった。
その時にはまだまだ日本酒度初心者で、コンビニの八海山や、ヨドバシカメラの酒コーナーで手に入る程度のお酒を飲んでいた時期なのだが、初めて飲んだ宮城のお酒に、心から感動のをよく覚えている。
そして4年以上経った今、飲み直してみるとどんな感想になるんだろう、と気になり始め、わざわざオンライン販売している店を探して、取り寄せたという次第である。
※そもそも本当に宮城限定流通品なので、オンライン販売でさえ、扱っているお店は非常に少なかった。
そのお店でも、在庫置き場の冷蔵庫で眠っていた2023年12月製造のものしか無かったらしく、それでも問題無いかとわざわざ確認のメールまでいただいた。
まあ確かに製造年月日が新しい方が、レビューするという観点からは良いのかもしれないが、生酒でも無いし温度管理もできているだろうということで、そのまま送ってもらうことにした。
実際飲んだ印象としてそれほど熟成感は感じなかったが、少し丸みを帯びたと言われると『そうかも?』という程度。
もともと96点を付けていたのは、さすがに当時、美味しい日本酒を飲んだ経験が少なすぎたことによるものだとは思う。
ただ、初心者も上級者もどちらも満足できるお酒というのは確実だろう。
自分の日本酒人生を変えた1本でもあると思う。
大満足、美味しかった。