常きげん 吟醸 雷神を飲んだ感想
後味の特徴がかなり際立つ。
1口目、味に慣れる前は思わず『えっ』と言ってしまったくらい。
飲み込んだ後に鼻に抜けていく香りには、黒糖や蜂蜜のような甘さがあって、でもそれはごくごく一瞬で過ぎ去る。
後味が一瞬甘いのに、くどさは一切ない。
立ち香は深く嗅ぐと僅かにメロン感。
口に含んで転がしても炭酸味や酸味は一切なく、極々僅かな苦味を伴った後、ゆっくりと飲み込むと、じんわりと黒糖のような甘みがスンッと舌奥に広がる。

色々調べてると、蜂蜜や黒糖のような味わいは『ソトロン』という物質らしいと言うことだった。
よく味わうと酢エチっぽい味はあって、まあちょっと、安っぽさは否めない。
これ一応アル添酒だから、こういうのをもって『アル添酒はやっぱりね』みたいに言われてしまうのは…残念だなあとは思う。
まあ実際、そういう『アル添っぽい』種類の安っぽさを併せ持っているので、仕方ないのかもしれないが…。
辛口感は結構あるけど、あくまでアルコール辛さ。
全体の系統としては、総じて甘辛系のように感じられた。
(黒糖+エタノール辛さという感じ)
結構しっかり旨みはあるんだけど、人に勧めるかと言われると……
敢えてこれを飲んでもらう必要は無いし、人によっては日本酒度の嫌のところがあるって言うんじゃないかなっていう、説明のできない不安がある。
(そう思わせる要因は、この酢エチ感か?
もしくはエタノール臭か?)
うーん、まあ美味しいけど……例えば特別な日とかにこれは選びたくないし、逆に、どうでも良い日常に美味しいお酒が飲みたいって言うなら、充分に美味しいお酒だとも思う。
点数化は難しいが、『美味いけど安っぽいし、減点要素はあれど加点要素は無い』ということで、89.5点…。
(飲んだ時期:2025年2月)
常きげん 吟醸 雷神の補足情報
アルコール度数:15度
精米歩合:55%
酒米:山田錦100%
日本酒度:+3.0
酸度:1.2
アミノ酸度:1.0
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