天吹 純米大吟醸 バナナ酵母を飲んだ感想

バナナ酵母という文字を見て、勝手に『酢酸イソアミル系のお酒だ!』と勘違いした私が悪いのが、バナナの味がする酵母という意味ではなく、恐らく本当の果肉から醸した、バナナ酵母を使っている。


所謂甘いお酒というのとも少し違って、バナナリキュールになり切れていないバナナ味の清酒。

甘いのに後味は硬めの日本酒で、ジュースでも無いのにバナナ味だけが主張してきて、凄まじい違和感がある。


リキュール系やジュースっぽい日本酒は全然好きなのだが、ちょっとさすがにこれは……バナナ酵母というものを使いたかっただけちゃうん?……って気持ちになってしまった。

奥に日本酒らしい苦味を含んだ後味があるのに、口に含んだ瞬間の味わいと香りは完全にバナナなので、バランスが悪く感じてしまう。

口の中で転がすと、かなり辛いレベルに果物の酸味が広がる。

ご飯ものに合わせたり、酒だけで飲むのは正直しんどいが、セブンイレブンのスイーツ(生クリームシフォンケーキ)に合わせて飲むとそこそこ合った。


まあ一応飲めるから、81点。

(飲んだ時期:2025年1月)

天吹 純米大吟醸 バナナ酵母の補足情報

アルコール度数:12度
精米歩合:50%
酒米:寿限無
日本酒度:-16
酸度:1.7

アミノ酸度:0.9

酵母:バナナ(果実)

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