宗玄 純米石川門 無濾過生原酒を飲んだ感想

そこそこ骨はある印象だけど、その骨こそがまさに「宗玄らしいの味」で、とても旨い。

 

いわゆる「飲みやすい軽快フルーティ」みたいな感じでは無いのだが、前述の骨の上に磨き65%の"純米酒"らしさ(心地良いが雑味っぽさも感じる米の味)がある。

 

それでいてスーッと透明感のある香りも併せ持っているのが凄い。

よくある旨い酒なようでいて、このバランス感は結構唯一無二かも。

 

立ち香を深く嗅ぐと、奥の方に確かに酢イソ感(バナナ感)を感じる。

 

こういう奥底にある深い香りも、このバランスの良さの下支えになってるんだろうな。

酸味はなく、苦味と心地良さを両立している。

そして、唇に焼け付くような辛味を含んでいる。

まあ無濾過生原酒だから普通にエタノールの辛味はあるのだが、それでいてただのドライ系ではい。

94点。

 

ちょっと点数付けすぎか?って気もしたのだが、得点については本当に最後まで迷って、結局これ以上減点できなかった。

まあ減点するとしても、洗練さが足りないとかの理由で・・・93.5点とか??そんな温度感。

 

まあ最終点としては94点を付ける。

(飲んだ時期:2025年2月)

宗玄 純米石川門 無濾過生原酒の補足情報

アルコール度数:18度
精米歩合:65%
酒米:石川県奥能登産 石川門100%
日本酒度:非公開
酸度:非公開

 

「がんばれ珠洲!」のシリーズで、令和6年度は酒造を断念したため、タンクにかろうじて残っていたお酒を少しずつ出荷している状態だそう。

 

だからこれも、日本酒度などの詳しい情報は不明。

 

節分の日だったので、太巻きとイワシに合わせて楽しんだが、コクがしっかりとある純米酒だったので、とても相性が良かった。

 

全く飽きないのに満足感もあって、とても良かった。

 

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