北雪 純米酒 秋あがりを飲んだ感想

思ったより結構大人しい印象。 普通にアルコール辛くて、その辛さをマスクするような芳醇な香りはない。 ある意味ドライ。 でもキレッキレというわけでなく、終始大人しい。 少しだけクセはあって、米の味なのか、初心者だと『あ、日本酒の味するな』って印象抱くかもしれない。(そこまでくせ強では無いが) 炭酸味はほとんど無いからスルスル飲めるが、とにかく香り自体は穏やか(というか薄い?)。 とは言え、奥の方にズーンとした米の味の"根っこ"みたいなのはあって、米の味がアルコール感と合わさって辛味苦味のアルコールの味が響く。 1合以上飲み進めて、改めて『やっぱこの辛さって、アルコールの味だよな』って再認識してくる。
ベタつきは無いしサラサラッとしてるから、もちろんスイスイ飲めるんだけど、旨みは少し足りない感じ。 しかもクセもある。 まあ…多少独特でも、適度なコメ感と淡麗さを求めている人には良いと思うし、私も実際一瞬で2合飲み干したのだが、まあ正直普通かな。 これにちょっと88点とかつけるのは失礼かなっていうくらいに洗練はされてるから、88.5点。 (飲んだ時期:2024年11月)

北雪 純米酒 秋あがりの補足情報

アルコール度数:15度 精米歩合:60% 酒米:五百万石 日本酒度:+4.1 酸度:1.5
北雪は、お酒ができあがってから、『ひやおろし』を名乗るか『秋あがり』を名乗るか、毎年その都度決めているらしい。 純米酒の熟成酒ということもあり、海鮮きのこ鍋と合わせてみたが、料理との相性は比較的良かったように思う。
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