雅山流 如月 大吟醸・無濾過生詰を飲んだ感想
大吟醸らしいスルッとしたお酒で、後味にテロリとした甘さがあるんだけど、それもスっと去って心地良い。
飲み口に酸味やピリッと感はなく、とにかくずっとスルスル飲める。
まあそれはある意味"顔がない"というか、ず抜けた特徴が無いとも言えるか?
ただ、『あまりにスルスル飲めてしまう』というポイントが際立っているからつい、そればかりに言及してしまうのだが、本当に、本当にかなり美味しい。
純米じゃない大吟醸というのも評価高いポイント。
温度が上がってきて、喉の奥に抜ける炭酸味が出てき始めても、最後までくどさは無い。
93点…じゃ、このお酒の旨さを表しきれていないので、94点を付ける。
(加点要素になるところの"日本酒としての豊かさ"と言うか、ある意味で"洗練された主張"や"特別感"がない。
だから、これだけ美味くてスイスイ2合飲みきってしまうお酒でも、94点しか付けられないのである。)
雅山流 如月 大吟醸・無濾過生詰の補足情報
アルコール度数:14度
精米歩合:50%
酒米:出羽燦々100%
日本酒度:+3
酸度:1.2
酵母:山形酵母