司牡丹 純米酒 二割の麹が八割の味を決めるを飲んだ感想
ラベル名からは想像できないくらい、むしろ硬めの水に近いお酒。
完全な酢イソ系だからなのか、雪冷えだと香りは全体的に穏やか。
温度が上がってくると徐々に香りが立ってくる。
口に含んだ後にメロン感が非常にあって、酢イソとはいえバナナじゃない、メロンの香りが一番強いのは少し新鮮。
その一番の特徴であるメロンの香りもかなり穏やかだが、結局それ以外の全ての味や香りが抑えられた結果、メロンの香りが際立っている感じ。
酢イソ系の日本酒イコール全部好きだと今まで思い込んでたが、これは爽酒酢イソキリッと系にも関わらず、思ったほどはお酒が進まない。
アルコールの苦味はある。
エタノール自体も単体で嗅げば少しメロンのような香りがしちゃうので、日本酒らしい香り高さと言うよりかは、口の中に残るのはアルコールの味って表現もできてしまうかも。
口に含んだ後も香りが少ない分、普段隠れてるそれらをマスクするものが全く無い。
酸味は温度が上がってもそこまで出てこないか。
88点。
(飲んだ時期:2024年12月)
司牡丹 純米酒 二割の麹が八割の味を決めるの補足情報
アルコール度数:16度以上17度未満
精米歩合:掛米70%、麹米55%
酒米:山田錦(麹米)、アケボノ(掛米)
日本酒度:+5前後
酸度:1.4前後
アミノ酸度:0.9前後
酵母:AA-41(高知酵母)
AA-41でこの点数になるのは個人的にかなりびっくりした。
飲み方が悪かったのか…?(熱燗などにすれば良かったか…)