福小町 特別純米酒 雄町仕込み飲んだ感想

かなり冷えた状態でも、デリシャスリンゴ的なカプエチ臭がかなり強く襲ってくる。

酸味はあまり無いと思うが、酸味の有無が分からなくなるくらい、とにかくカプエチ感がズーンと響き続ける。

口に含んだ瞬間の香りの立ち方は、駆け抜けるような速さや鋭さはなく、そこは一応特別純米(吟醸酒みたいに素早い香りが立つわけではない)のかな、と感じた。

酵母の1801ってこんなにカプエチ強かったんだなって印象。

口に含んだ瞬間からキュッとした甘みがどんどん抜けていく。

(特別純米だからか)ギリギリキツ過ぎるくどさはないが、結局味の種類としては、甘みが強い系。

唇に残るベタつきも多少ある。

スッキリりんご味を意識して作ったのかな?って印象。


甘めのすっきりスイーツ系のお酒を飲むつもりじゃないと、ちょっと『えっあっ、こういう感じか』ってなっちゃうかも。

甘さの中に極わずかなスッキリ感は感じるし、案外美味しいから、88.5点。

(飲んだ時期:2024年12月)

福小町 特別純米酒 雄町仕込みの補足情報

アルコール度数:15.5度
精米歩合:60%
酒米:備前雄町100%
日本酒度:-3
酸度:1.3

酵母:K1801号

https://www.sakaya1.com/SHOP/nkm081.html

何故か熱燗コンテストで金賞取っているようだが、かなり冷やしてもデリシャスリンゴが強いから、燗には向かないように感じた。

実際裏ラベルにも冷やして飲めって書いてるし…

偶然パック入りのきりたんぽを売っているのを見かけたので、秋田のお酒と合わせてきりたんぽ鍋にした。

醤油ベースの濃いお出汁だから、どんなお酒でも飲み込んでくれる懐の深さがあったから良かったが、基本的には甘めスイーツ系なので、こういう和風っぽい料理に合わせやすい感じでは無かったと思う。