大雪渓 純米吟醸を飲んだ感想
雪冷えで飲み始めると、まず苦味を含んだ華やかな印象が一番に来る感じ。
スルスルッと飲める。
少しずつ温度が上がって『冷や』に近付き、改めて匂いをよく嗅ぐと、(どちらかと言うと)バナナメロンっぽい香りを感じる。
酸味は無く、とにかくずっと心地好い。
温度が上がってもずっと、所謂よくある"苦味フルーティ感"のある骨をずっと保っているが、飲み込むと結局スンッと消えてしまうようなイメージ。
甘みは全然無くて、香りはあるのに結構ドライな印象。
キレッキレという程では無いが、ライトなドライ感。
居酒屋とかでこれを飲んだら、(良い意味で)正直、なんの印象も残らなさそうだとは思う。
無意識に飲み進められて、気付いたら何の感想もなく飲み干してる感じのお酒。
常飲日常系のお酒とも言えるか。
非常に単純な『酢イソドリンク』感はあるが、結局ずっと心地よくて、1時間程度で2合飲み干した。
こういう大人しいドライ系は、インパクトが無いから、美味しくても点数は伸びにくいよね。
90点。
(飲んだ時期:2025年1月)
大雪渓 純米吟醸の補足情報
アルコール度数:15度
精米歩合:55%
酒米:美山錦100%
日本酒度:+2
酸度:1.4
アミノ酸度:0.7
ふるさと納税にて購入したお酒。
節分近い時期だったので、中トロ巻きが安く売られており、鉄火巻として切り分けてお酒と一緒にいただいた。