香住鶴 洗心甘露水 生酛純米吟醸 生原酒を飲んだ感想

思ったより濃いかな。立ち香はそこまで無いが、全体的に結構グンッと来る骨と重さがある。

 

温度が低いと、重さ以外の味わいが分かりにくくなってしまい、相対的に真ん中のグンッと来る重さが際立ってしまうが、温度が上がってくるとむしろそこが心地よくバランス良く感じる。

まあやっぱり、濃い甘さみたいなベタつきは気になるかな。

 

引き攣るような重濃さはやはりあって、あんまり香住鶴っぽくないようにも思われる。

 

飲みにくい穀物感高めの香住鶴は何度か飲んだが、これはそれとも違う、純粋な重さがある。

せっかくの香住鶴なので、カニの棒肉とほぐし身も買ってきた。

 

かなり濃いめで飲みにくさがあるとは言っても、『結果的に飲み進められてしまう』感じはさすが香住鶴だな思う。

 

うーん…これはさすがに……90点か…まあ結果的な”飲み進め感”で加点して、91…かなあ。

 

(飲んだ時期:2025年5月)

 

香住鶴 洗心甘露水 生酛純米吟醸 生原酒の補足情報

製造:香住鶴株式会社

アルコール度数:15度

精米歩合:55%

酒米:特別栽培米コウノトリ農法五百万石100%

日本酒度:不明

酸度:不明

仕込み水:香美町香住区下浜 西迎寺境内内、軟水(1.6度)

 

https://kobe-takakuraya.com/info/6145376

 

1500本限定で、江戸時代に使用されていた井戸水の復活酒として製造された。

仕込み水そのものに価値があるから、味わいとしては香住鶴のやりたいこと、っていうのとまた違うのかな?という気もする。