会津中将 夏限定吟醸酒(R6BY)を飲んだ感想
全体的にスッキリ系の日本酒ではあるんだけど、少しだけわざとらしい黒糖のような甘みが舌に残る。
以前、別の会津中将を買ってかなり感動したのと、居酒屋で飲んだ会津中将が非常に美味しかったため、「会津中将の夏酒なら、よりスッキリして美味しいのでは!?」と期待したのだが、ちょっと思っていた味とは違った。
あんまりグイグイと進む感じではない。
キンキンによく冷やした雪冷えの状態でさえ、一口目に「ん、美味しいけど・・・甘い?」となったので、糖度はそこそこありそう。
苦甘みが強い。
夏酒を謳う割には、そんなにキレは無いような印象。
全体的に少し重さがあるのだが、米の味わいによる重さでは無い分、まだマシかな?
美味しいし、ある程度洗練されたお酒であることは分かるんだけどね、うーん・・・・甘重いかなあといった感じ。
立ち香は結構バナナ。
キレの無い少し重い系のお酒で、ある意味それ以外の特徴は無いから、印象には残りにくいし、感想もそれほどたくさんは出て来ない。
会津中将が好きな気持ちと、色々言ってもやっぱり洗練された旨味みたいなものは確かに存在するから、90点を下回るほどでは無いが・・・90点かなあ。
(飲んだ時期:2025年7月)
会津中将 夏限定吟醸酒(R6BY)の補足情報
製造者:鶴乃江酒造
アルコール度数:14度
精米歩合:55%
酒米:国産米
日本酒度:+1
酸度:1.5
アミノ酸度:不明
酵母:不明
会津のふるさと納税にて、4種類からランダムで2本が当たるということで購入し、見事狙っていた会津中将を引き当てることができた。
後からラベルを見て気付いたが、アル添酒なのね。
55%まで磨いているわけだし、度数としても14度と控えめに夏らしく仕上げているのだから、決してアルコール度数かさまし用の添加では無く、酒質調整のためだと理解はしているのだが、少しわざとらしい甘味を感じたのは、もしかするとこれが原因なのかも、と思ってしまう。
ラベルにも「スイカのような甘味を目指した」と書いているので、味わいとしてはこれを出したかったのかもしれないが、もっと素朴な会津中将が飲みたいな、という気持ちになった。