真稜 特別本醸造 一味の真を飲んだ感想
安酒特有の穀物感などは一切なく、とても飲みやすい。
アル添っぽい、少しわざとらしい雰囲気はあるものの、フルーティーな印象すらある。
こういった安いお酒にありがちな「悪酔いしそうな感じ」が無いのは、個人的にかなり評価できる。
コンビニのカップ酒のような、ただの「辛口キレキレアルコールドリンク」のようなものとは、一線を画すと思う。

特別本醸造なのに、割とちゃんと明確に立ち香があって、ホワイトボードマーカー様とかではない、ちゃんとした酢酸イソアミルっぽい香りが漂う。
ラベルを見てみれば、60パーセントも磨いているではないか。
ただの特別本醸造のお酒と切り捨てるには、あまりに贅沢なお味だと思う。
(値段は720mlで1,050円と、ちゃんと特別本醸造の価格なのだが・・・)

めっちゃ濃いキノコあんかけに合わせても、全く負けない…どころか、 これくらい料理が強くないと、お酒の主張が勝ちすぎる(料理が負ける)感じもある。
でもお酒の主張が強いからと言って、嫌な雑味は無い。
少し濃いが、酒だけでも飲める。
めちゃくちゃ濃いアテに合わせるか、逆に酒だけで飲むか、 って感じの楽しみ方が向きそう。
「ただの安酒にしては旨みが強すぎるんだよなあ、凄いなあ」と言いながら飲み進めた。

ただ、温度が上がるとさすがにアルテンっぽい雑味は出てくる。
雪冷えくらいに冷えた状態で、濃い味付けの料理とガツガツと合わせてしまって、料理を食べきったら酒だけで飲む、そういう楽しみ方が向きそう。
コスパという評価軸抜きで、味だけで言うなら89.5…90… 付けても良いかも。
コスパ込みなら91点かな。
(飲んだ時期:2025年12月)
真稜 特別本醸造 一味の真の補足情報
製造:逸見酒造株式会社
アルコール度数:15度
精米歩合:60%
酒米:五百万石
日本酒度:+4~+5
酸度:1.2~1.3
アミノ酸度:不明
酵母:不明
http://henmisyuzo.com/?pid=34707924
佐渡で一番小さな酒蔵だそうで、ふるさと納税でセットになっているものを購入した。
佐渡のお父さんたちの常飲酒なのかな?
安酒で適当に晩酌を済ませるつもりでこのお酒を開けたのだが、思わぬフルーティー辛口で、満足度の高いお酒だった。


