越前岬 槽搾り 純米「越前産九頭竜」火入れ瓶囲い2024BYを飲んだ感想

昔こういう日本酒めちゃくちゃ好きだったなあ~!!って懐かしくなった。

これ系、最近飲んでないんだよな。

 

「これ系」って言うのが何を指すのかを説明しなければならないが・・・第一印象、福岡の槽汲みとイメージ近いなと感じたが、あんまり伝わらないな。

 

同じ福井で言うと、伝心などと近い感じがある。

立ち香は上品、炭酸味や酸味は全くなく、スルスルッと入ってくる。

 

吟醸香というか…味というか…は、少し苦味を含んだ香りの中にフルーティさがある感じ。

 

飲みにくい穀物感とかは一切無縁で、甘みと深みと軽さを備えたお米の香りが心地良い。

 

所謂「吟醸香の香り高さ」みたいな味わいはむしろ弱めで、かと言って穀物感でもないのに、お米の旨みがあるんだよね。

食パンを開けた時の小麦の香りのような、すこし甘みのある、それでいて繊細な味わいに近い印象。

 

上手く言えないが、果物系のフルーティさと言うより、お米の甘み由来の芳醇さ、という感じ。

 

秋刀魚の炙り刺身との相性がとても良かった。

逆に香りが繊細だから、カツオのたたきには負けてしまうくらい。

 

とても旨い。94点。

 

(飲んだ時期:2025年9月)

越前岬 槽搾り 純米「越前産九頭竜」火入れ瓶囲い2024BYを飲んだ感想

製造者:田辺酒造有限会社
アルコール度数:16度
精米歩合:60%
酒米:福井県永平寺町産 九頭竜100%
日本酒度:不明(BYによって値が違うが、おそらく+4前後)
酸度:不明(BYによって値が違うが、おそらく1.6前後)

アミノ酸度:不明

酵母:FK501

 

5年ほど前に、2020BYを一度飲んだことがあり、その時に大変美味しかったため、2024BYのものも飲んでみた。

 

 

当時、こういったお米の旨味のある繊細なお酒はあまり飲んだことが無く、本当に感動したのを覚えている。