笑四季 センセーションホワイトGen2 古式生もと2024-2025を飲んだ感想

立ち香はあまり無く、深く嗅ぐと唯一、エタノールの匂いだけが立ってくる。

 

日本酒らしい強いフルーティさを求めている層には、物足りなく感じるかもしれない。

 

(とは言えエタノールの奥にメロンっぽさはある。

 

酢イソ系好きとしては非常にテンションが上がる。)

長芋の味噌漬けとカンパチの刺身と一緒にいただいた。

 

舌の上で丁寧に転がすと正直、酸味無し、僅かな辛味だけが広がり、飲み込んでもスンッと鼻に僅かに米の香りが抜けるだけ。

 

辛口では無いのでドライ感は無いが、極々僅かな米の甘味を含んでいる。

 

フレッシュさと大人しさ、穏やかさの中に苦味すらある。

 

心地良さだけでどんどん飲み進められる系。

 

フルーティ系が好きだと、味が無く水みたい、楽しむべき香りがエタノール臭しかしないといわれそうだが、ライトな日本酒が好きな人には結構刺さると思う。

 

和歌山の車坂とかに近いのかな?という印象を持った。

 

近畿のお酒ってもう少し重いようなイメージを持っていたが、これが滋賀のお酒なんだとびっくり。

 

まあただ、批判する要素は一切無いが、この酒に面白みを見い出せと言われると、なんと言っても強い香りがある訳では無いから、心地良い米の甘みとサラッと飲める軽さ以外の加点要素は無いのかもしれない。

 

それでもなお、このお酒は美味しいと思う。

私は色々迷って93点を付ける。

 

(飲んだ時期:2025年2月)

笑四季 センセーションホワイトGen2 古式生もと2024-2025の補足情報

製造者:笑四季酒造株式会社

アルコール度数:15度

精米歩合:50%

酒米:滋賀県産渡船2号(麹米)×兵庫県産山田錦(掛米)

日本酒度:非公開

酸度:非公開

酵母:きょうかい1001号