稲の国の稲の酒 露葉風 辛口 特別純米酒を飲んだ感想

濃醇辛口というのは確かにそうで、鍋などに合わせたいしっかり系のお酒。
飲み口の炭酸味はないのだが、喉越しに強めのキリリッとした酸味と特別純米感が駆け抜ける。

吟醸香はないからむしろ飲み飽きしない雰囲気があって、温度が上がってからも、ずっと飲んでいてもベタつきが生まれてこない。

気が付けば飲み進めている系。
正直、香り高さや味わい深さが無い分、いくら後味に骨があるとは言え、最終評価として『特徴が無い』みたいな感じになってしまう印象。

特徴があまり無いというのは、つまり加点要素があまり無いことになるのだが、全く飽きないというのもそれはそれで1つの魅力であると言えると思う。

クセの少ない熟酒って感じなのか。
93点。 (93点がついたお酒って、例えば早瀬浦なんかのように、非常に洗練されたお酒も含まれているハイレベルなレベル帯。

今回は正直洗練さ加点ではなく、『飽きないお酒』『気付いたら無くなっている』系の中で、減点要素が無かったというのが大きな理由。)

稲の国の稲の酒 露葉風 辛口 特別純米酒の補足情報

アルコール度数:15度以上16度未満
精米歩合:65%
酒米:露葉風100%
日本酒度:+14
酸度:1.8