香住鶴 山廃 吟醸純米 無濾過 原酒 数量限定品を飲んだ感想
商品名が長かったので多少省略したが、正式な名前は「香住鶴 山廃 吟醸純米 無濾過 原酒 八木川流域生産 蛇紋岩米・山田錦」と言う。
私が山廃を好きになった最初のきっかけは香住鶴なのだが、まさにその味がする。
立ち香はほぼ無く、結構ドライ。
ドライな中に、酢イソを感じつつ、全体的には「濃さが目立つ辛口」という感じ。
とても美味いのだが、純粋にデロッとした濃さがあるので、引き攣る苦味というか・・・・山廃らしい乳酸のニュアンスというか・・・そういう「少しベタベタしたもの」が唇に残る。
正直香りの種類についてはあまり意識せずに飲み進めていたのだが、常温に近づくと、相当にしっかりした酢イソ(バナナ系)であることに気付かされる。
物凄く美味しいけど、飲むのに体力と気力がいるし、ペアリングはある程度気をつけた方が良さそう。
(酒の方が濃いから、ある意味、濃いめの料理なら何でも合うかも。)
白身魚系の寿司と「こち」の刺身と合わせたが、シャリが良い感じに重さをマスクしてくれて、ペアリングとしては良かったように思う。
白身のお刺身だけだと、お酒に負けるかもしれない。
結構「香住鶴に求めているもの」は含まれているお酒なんだけど、やっぱり”重ダルさ”みたいなものは少しあるかな。
92.5点。
(飲んだ時期:2025年6月)
香住鶴 山廃 吟醸純米 無濾過 原酒 数量限定品を飲んだ感想
製造者:香住鶴 株式会社
アルコール度数:15度
精米歩合:55%
酒米:八木川流域生産 蛇紋岩米・山田錦100%
日本酒度:非公開
酸度:非公開
アミノ酸度:非公開
酵母:非公開
https://www.fukuchiya.co.jp/archives/4261