香住鶴 山廃純米原酒 瞬時火入冷却方式乃酒を飲んだ感想
飲んだ瞬間、『おおっ旨いね』となった。
香住鶴らしい深みのある骨と、少しだけピチピチとした新鮮な味わい、そして唇を染めるような辛味がある。
とは言え、案外ペタッとしたベタつきもある。
新鮮さが閉じ込められている感じがあり、キュッとした酸味と辛味が常に口の中に響く。
香りはそんなに無いが……エタノールに混ざった……ホワイトボードマーカー様(高級アルコール)を少し感じる程度。
つまりそんな、吟醸香らしい香りは無いかな。
特別な旨みがある訳では無いが、香住鶴の美味さが存分に活かされた、安定感ある味わい。
酸味に重さを感じつつ、ちびちびと、そしてずっと飲んでいられるのは流石。
唇がキュッとしちゃう系の、「飽きない旨辛日本酒の王者」って感じ。
これをどう採点するかは非常に難しい。
多分、一口だけ飲み屋で飲んだら『原酒っぽい濃いお酒だねw』と感じるだろうし、ずっと飲んでいたら『飽きないけど酸味があるお酒だね』となる。
色々迷って、92.6点。
(飲んだ時期:2025年8月)
香住鶴 山廃純米原酒 瞬時火入冷却方式乃酒の補足情報
製造者:香住鶴株式会社
アルコール度数:15度
精米歩合:63%
酒米:兵庫県産米
日本酒度:非公開
酸度:非公開
酵母:非公開