車坂 魚に合う吟醸酒を飲んだ感想

青リンゴ!?

カプエチ系のベリーのようなデリシャスリンゴじゃなくて、割と本当に、青リンゴ。

パイナップル系とかに近いのかな?

 

魚に合うとの事だが、想像していた合い方とは少し違った。

 

(もっと魚を引き立てる系かなと思っていたが、思ったより含み香があった。)

 

鰆のカマの柚庵炭焼き、鯛のあらだきと合わせたが、口に少し魚が残ったまま酒で流し込むと、確かに魚の旨味に寄り添う良さがある。

 

旨みの種類が、塩気の効いたカマ焼きとどこか近しいのかもしれない。


飲んだ瞬間、別に飛び上がるような旨みがある訳でもないし、かと言って雑味もなく、なんなら温度が上がっても立ち香はゼロ。

 

そんな飾り気のないお酒だが、それでも気付いたらぐんぐん飲んでいるような、寄り添う系の旨みがずっとある。

 

高級感は無いがチープさも無い、とにかくじっと、寄り添い続ける感じ。

 

アル添酒で、確かに純米じゃない感じの印象は多少あるけど、それは別に嫌な雑味があるという意味ではなく、なんかこう……辛口の男酒感と、それでいて寄り添ってくる感じを両立している。

 

カプエチ感は一切無いからこそこれだけずっと心地良いのだが、立ち香は最後まで無かったなあ……。

 

93点。

 

(飲んだ時期:2025年3月)

車坂 魚に合う吟醸酒の補足情報

製造者:吉村秀雄商店

アルコール度数:15.5度
精米歩合:60%
酒米:国産米

 

(麹米が山田錦、掛米が美山錦という表記もあるが、その表記をしている卸業者さんは、精米歩合が58%だったりアルコール度数が違ったりするので、BY違いなのかなと理解している。)

 

日本酒度:不明(BY違いでは+5との表記あり)
酸度:不明

https://www.jizake.com/c/sake/kurumazaka/ns440003m00

 

 

もともとお寿司屋さんの要望で、魚に合う日本酒を作ってほしいとの声を受けての商品らしい。

 

ただ辛口だったり、重くフルーティーだったりするのではなく、ガリやお茶とも違う役割を果たしてくれるキレのある日本酒を、ということらしい。

 

 

お店に卸すことを想定しているから、値段もかなり抑えめで、アルコール添加もしているのかもしれない。

 

確かに柚庵焼きのスモーキーな香ばしさと油っこさを、調和しながら一気に流し込んでくれるような旨味があった。

 

写真は撮っていないのだが、ヒラメの刺身と合わせると、ちょっとお酒の方が強い印象を受けたことも書き加えておきたい。

 

やっぱり刺身ではなく「寿司」や「焼き魚」「魚の煮付け」とかの方が合うんだろうな、という印象。

関連キーワード