醴泉 純米吟醸 酒無垢 初搾り 生原酒を飲んだ感想
結構ラベル通りの印象で、辛口感の中に酸味の主張がある。
単に「酸味強いです~」みたいな感じじゃなくて、味わいとして個性を持って、そこに立っている感。
綺麗な酸味とも言えるか。
でもそれでいて、ピリピリ感も無いから面白い。
味は……まさに「酒無垢」とでも言うような、素朴ながらも酵母の力強さを感じ、それでいてほんのりとした甘みがふわっと広がる。
滋味深い、と誰かが醴泉のことを評価していたが、まさにその通りの深いコク(?)というか、深いところで絡み合う味の複雑さがある。
熊本9号系らしく、酸味の中に極々僅かなカプエチ感と、際立つ酢イソ感が良いバランスで喉を焼く。
立ち香は完全に酢イソ。
口に含んでもくどくないのに、香り豊か。

温度が上がっても、苦味が目立ってくるくらいで、やはりこの『温度が上がってもくどさが出ない』感じは強い魅力だと思う。
なんかこう、飲んだ瞬間ぶち上がるような旨みがあるわけじゃないんだけど、すぅーっと身体に寄り添い、気付いたら4合瓶が空いているような旨み。
甘味は少しあって、全然伝わらないかもしれないんだけど、ミスドのオールドファッションの小麦の香りみたいな甘味に感じた。
そこまで含めて93点。
(飲んだ時期:2025年3月)
醴泉 純米吟醸 酒無垢 初搾り 生原酒の補足情報
製造者:玉泉堂酒造
アルコール度数:16度度以上17度未満
精米歩合:55%
酒米:富山県産南砺産
日本酒度:+3
酸度:1.6
アミノ酸度:1.4
酵母:熊本9号酵母