祥雲金龍 純米吟醸生酒 超辛口を飲んだ感想
味は相当に濃く、かなりしっかりした骨がある。
超辛口というから、もっと旨味を削ぎ落したさらさら系を想像していたのだが、辛さより先に味の強さがかなり目立つ感じ。
立ち香を嗅ぐとエタノール感が全面に出てくる感じの、キレキレ酒。
まあ…よく嗅げば、バナナの香りは多少あるかも?

今回は偶然自宅に酒粕が余っていたため、粕汁と合わせて飲んでみた。
ここまで味が濃いと、もはやどんな料理にも日本酒の味が上回ってしまう感じがして、食中酒として楽しむのは少し難易度が高いかもしれない。
酸味は驚くほどなく、一ノ蔵らしいど辛口ドライ感と喉越しが美味い。
ドライながらもお米の膨らみはそこそこ感じる。
そこまでの面白みはないが、しっかりと地に足ついた旨みがある。

天ぷらに粕汁に出汁巻き卵、そういう和っぽい定番ものと合わせたが、むしろコンビニ飯のようなかなり味の濃いジャンキー系と合わせると、相当に心地よく飲める。
辛口感ある苦味も相まって、仕事終わりに疲れた身体でグビグビ飲むような、そういう雑な飲み方をする時の『良い酒』という感じか。
まあ……加点要素もないが、90点を切る理由はないので、90点かな。
(飲んだ時期:2026年3月)
祥雲金龍 純米吟醸生酒 超辛口を飲んだ感想
製造者:株式会社一ノ蔵
アルコール度数:15度
精米歩合:60%(扁平精米)
酒米:蔵の華100%
日本酒度:+5~+6
酸度:非公開
酵母:非公開
矢島酒店で日本酒を大量購入する際に見かけ、かなりの限定流通品のようだったので、試しに買ってみたお酒。
私は地元の人間では無いので分からないが、一ノ蔵はどちらかと言うと「常飲酒」「日々の食卓で気負わずグイッといける系」「その日を疲れを洗い流すかのような情け容赦のない辛口酒」みたいな酒質のイメージが強くて、このお酒もやはり、そんな印象を受けた。
前に一ノ蔵の「大和伝」を飲んだ際、かなりテキトーにオムそばを作って合わせたら凄く旨かったのだが、このお酒も、そういう飲み方をした方が良かったかな、と少し後悔している。
次に一ノ蔵のお酒を飲むときには、丁寧な手の込んだ料理というよりは、気取らない一人暮らしメシ、ジャンキーなおかず、つまり「ビールやストゼロ」感覚でペアリングを考えた方が、お酒の旨味をうまく引き出せる気がする。



