手取川 大吟醸 生酒 あらばしりを飲んだ感想
ピチピチッとした喉越しはあるんだけど、2024年BYだからか、意外と若さは無い。
青リンゴ系。
立ち香がここまでハッキリ深く青リンゴなのも珍しい。
果物らしい瑞々しさすら感じる。
含み香はやはり果実系。
嫌な酸味が無く、スルスルッと飲める。

炭酸味はそこまで無いが、飲み込むと少し喉越しはあるか。
ピッチピチの生酒を少し寝かせたような、新酒を落ち着かせたようなニュアンスを感じる。
そもそも2024BYだし、冷蔵庫で3ヶ月ほど寝かせていたので、お酒に(蔵元が意図しない)落ち着きを与えてしまったか。
めちゃくちゃ美味しいから、決して悪いことは無いとは思うのだが・・・。

まあでも、味の深み自体はそこまで無いかな?
喉奥に僅かな炭酸味に身を任せた旨みが駆け抜けていくから、当たり前に幸福感があるし、当然に旨いのだが、それ以上のものは無い気がする。
刺身にも寿司にもあったし、めっちゃくちゃ味の濃いエノキのおつまみにも合った。
食中酒としても酒だけで飲んでも旨い、とにかく懐の深い酒だが、僅かに糖を感じるか。

色んな料理を懐深く包み込んでくれるお酒だが、サラサラッと美味しく飲んで終わり、という感じもある。
いや、それ以上何を求めるんだ?って話だが…。
これまで日本酒を色々採点してきた中で、凄まじい高得点を付けるときというのは、この手取川レベルの旨みに加えて、「身を焦がすような深み」が必ずあるもので、そこまでは無いから……点数は……93点かな。
(飲んだ時期:2026年2月)
手取川 大吟醸 生酒 あらばしりの補足情報
アルコール度数:15度
精米歩合:45%
酒米:山田錦(麹米)・五百万石(掛米)
日本酒度:+5前後
酸度:1.2前後
アミノ酸度:不明
酵母:金沢系酵母
https://www.sabun-saketen.com/item/sake1217/
毎年販売される商品のようで、インターネット情報だと、BY違いのものばかりが出てくる。
おおよそ日本酒度がプラスに振れていて、酸度も1.2前後に落ち着くイメージだろうか。


