山川光男(やまかわみつお)2025年はる(春)を飲んだ感想
「山形正宗」の山、「楯野川」の川、「東光・冽」の光、そして「羽陽男山」の山をとって「山川光男」という、山形の実力派の蔵が4つ集まって、シーズンごとに、担当蔵を決めて共同醸造しているお酒。
2025年の春は、山形正宗が担当の回だった。
やはり山形、どちらかと言うと含み香はカプエチ系のように感じた。
ただ嫌な感じは一切なく、春らしいピチピチとした舌触りと、風の森を思わせるような甘味が合わさって、それでいてくどさは無い。
飲みごたえはあるのに、めちゃくちゃ飲みやすい。
アルコールの苦味をしっかりと感じつつ、この飲みごたえが寿司と非常によく合う。
中トロ鉄火巻と非常によく合った。
立ち香は全くないと言って良い。
甘味はあるんだけど、辛口甘口どっちかと聞かれると、辛口かもしれない。
甘いと言っても、糖の甘みじゃないんだろうな。
嫌な酸味が無いのに飲みごたえが適度にあるお酒って、とても良いよね。
飲み進めるうちに、全体の満足度ゲージがどんどん上がっていく。
94点。
(飲んだ時期:2025年4月)
山川光男(やまかわみつお)2025年はる(春)の補足情報
製造:水戸部酒造
アルコール度数:15度
精米歩合:60%
酒米:国産米100%
日本酒度:不明
酸度:不明
酵母:不明
酵母などは非公開でよく分からないが、こちらのサイトには、マスカットやバナナメロンといった表記があるので、実はカプエチ系ではなく、酢イソ系だったか。
風の森に似た甘酸っぱさのニュアンスが割とあるので、そこをカプエチと誤認したか。
おそらく担当蔵が変わるとまた違うお酒になるのだと思うが、とても美味しかった。