松の花 吟醸 -SORA-宙を飲んだ感想
雪冷えで飲んだ瞬間『硬っ』ってなった。
飲み口は本当に水のようで吟醸香は無く、口に含むと僅かなピリピリ感が硬さに包まれたまま消えていく。
温度が上がって来るとじんわりと米の味わいが込み上げてくるが、それも比較的控えめ。
米の"味"自体はしっかりあるので、それは松の花らしい唯一の点だが、温度が上がっても、結局こじんまりとしている印象。
これに何点を付けるか非常に難しくて、旨いんだけど、ずっと『ふーん、旨いね』で終わる感もあるし、でもこの感じを2合飲み続けられるというのは本当に凄いと思う。
温度が上がっても、飲み口に極わずかに炭酸味がある程度で、とにかく大人しく旨い。
こういう大人しい系は点数化が本当に難しい…のだが、91点。
これは満足度=点数という事ではなく、満足度は高いのだが、満足度や"どれだけスイスイ飲み進められるか"以外の加点要素が無く、結果として91点に収まった感じ。
(飲んだ時期:2024年10月)
松の花 吟醸 -SORA-宙の補足情報
アルコール度数:16度以上17度未満
精米歩合:50%
酒米:山田錦
日本酒度:+2
酸度:1.6