真澄 純米酒 奥伝寒造りを飲んだ感想

炭酸味は無いのだが、スタッツを見るに、この"辛口感"は酸度なのか!?

 

そう思ってもう一度飲むと、確かに口に含んだ後にぐわっと来る味わいがあり、これが酸度によるものなのかな、と納得する。

 


よく考えてみると、酸度と言っても色々種類はあるので、他の"酸度"と味わいが違うのは当然なのだが、所謂口が窄まるような感じは無く、心地良さが最後まで残る。

 

うーん、旨い。

 

最近は色んな日本酒を飲んでは『辛口って3周まわって何のことか分かりませんw』みたいなことを言っていたんだけども、これは本当に明確な”辛口”。

 

 

「日本酒を一度も飲んだことない人でも想像するような種類の辛口」と言えば分かりやすいだろうか。

 

 

これをまさにキレとも言うのかもしれない。

 

1946年に真澄酵母が分離されたと言う事を念頭に置けば、当時、米を磨くなんて贅沢な事ができない世の中で、(これも実際磨き70%だが)その磨き度合いでこの旨みが出せる技術(酵母)は、本当に凄いとしか言いようが無い。

 


そういったウンチクを語りながら飲んでいると、ついそういった技術面での加点をしたくなるというか、贔屓目で見てしまうところがあるのだが、このお酒の凄いところは、『昔はこれ凄かっただろうね』的な評価ではなく、美味しい酒米、酵母、磨きまくった日本酒に溢れたこの現代に飲んでも、とにかく本当に旨いのである。

 

何故ここまで長々と味以外のことを書き連ねているかというと・・・もし私が初心者の頃にこのお酒のレビューをしていたとしたら、そこそこの点数で止まっていた気がするからである。

 

そういう『色んなものを飲んだからこそ分かる旨さ』みたいなものを高く評価するのは、玄人ぶりすぎというか、「私は分かってますよ」感が出過ぎて良くないのだが、やはりこれは「少し日本酒に慣れた人にこそ刺さる」と思う。

 

たぶんもっと昔に飲んでいたら、酸味の強さと辛口感の独特さばかりに目がいってしまい、良いところ92点くらい止まりだった気がする。

 

 

だが今は・・・これに胸を張って96点付けられる。

 

もちろん日本酒初めて飲む人でも美味しくいただけると思うのだがが、この真澄の真の旨みと凄さを理解するには、少し上級者になってからの方が良いんじゃないかと感じる。

 

 

初心者とそうじゃない人では飲んだ時の印象が変わると思うので、ある意味、初心者から上級者まで楽しめるお酒でもある。

 

(飲んだ時期:2024年10月)

真澄 純米酒 奥伝寒造りの補足情報

アルコール度数:15度
精米歩合:70%
酒米:山恵錦、美山錦、ひとごこち
日本酒度:0.4前後
酸度:1.9前後

アミノ酸度:1.1前後

酵母:7号系(真澄自社株)

 

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