吾有事 純米大吟醸 尖鋭辛口を飲んだ感想

散々色んなお酒飲んできたけど、初めてのタイプの辛口。

硬さの中にキリッとした尖鋭辛口があるって感じ。

どんどん飲み進められ、僅かなベタつきも無いのが良い。

喉奥に響く苦味みたいなのが珍しい味わいで、でも飲み口の極わずかなキュッとした甘味は安心感すらある。

強いアテと共に飲みたい。92.5点。

(飲んだ時期:2024年5月)

吾有事 純米大吟醸 尖鋭辛口の補足情報

アルコール度数:16度

酒米:美山錦100%

精米歩合:50%

日本酒度:+5

酸度:1.6

アミノ酸度:0.8

 

後継者不足で休業していたかつての「奥羽自慢」の酒造さんに、酒田市の楯の川酒造の社長さんが救いの手を差し伸べ、結果的に20代の若手が集まって新しい商品を作って完成した「吾有事」。

私自身も「今までに飲んだことがないお酒」と評したが、これは山形の関係者の間でも同じことを言われているらしく、これだけ色々な辛口日本酒がある中でも、明らかに良い意味で唯一無二の味わいだった。

若手チャレンジ系のお酒で、ただただ飲みにくいだけの変わったお酒っていうのはあるけど、本当に美味しくて尚且つ先鋭的というのは、本当に凄い。