美丈夫 純米大吟醸 舞を飲んだ感想(1回目)

完璧なお酒。

旨辛口をベースとして舌上ではさらりと、喉越しにぎゅっと詰まった酸味とフルーティーさが広がる。

全く飽きずに飲み続けられる。

フルーティ過ぎず適度なふわっと感で、上品さと飲みごたえ、あっさり感のバランスが完璧。97点。

(飲んだ時期:2022年12月)

美丈夫 純米大吟醸 舞を再び飲んだ感想(2回目)

雪冷えより冷えた状態で飲み始めると、前に飲んだ時の印象よりちょっと骨があるかなって印象。

『これ97点つけるほどか?ちょっと重くない?せいぜい94点、ずっと飲んでるともっと点数下がるやろ』と思ったが、温度が少し上がってくると、むしろ重い苦味や骨はスルスル抜けていった。


常温に近くなるほど軽くなる、少し不思議なお酒。

炭酸味はなく、舌の上に米の味がディーンと広がり、すぅっと去っていく。喉越しは強すぎないが、しっかり刺激はあって、でもベタ付き感はない。


確かにこれは旨い。

97点という当初の点数は据え置きだが、1つ思ったのは、これは美味いし、洗練感が非常に高く加点要素もあるから、点数自体はかなり伸びるんだけど、でも決して97点より上にはいかないなということ。


それより上にいくには、軽さが足りない。

温度が上がってどんどん飲みやすくなるとは言え、やはり最後まで重さが完全に無くなることはなかった。


だから、こういう重さ、骨がある系のお酒の中での最高峰、と捉えるのが良いと思う。

2回飲んで、改めて97点をつける。

(2回目飲んだ時期:2024年10月)

美丈夫 純米大吟醸 舞の補足情報

アルコール度数:15度

精米歩合:50%

酒米:しずく媛100%

日本酒度:+4

酸度:1.3

アミノ酸度:0.9

使用酵母:熊本系酵母(おそらくKA-1)なのか、高知系の酵母AA-41なのか情報が錯綜している。