新政 No.6 S-Type 生酒 2025を飲んだ感想
日本酒にこだわってる系の居酒屋などではよくよく見知った味なのだが、自宅で部屋着で落ち着いて飲むNo.6は、さすがに各別である。
特約店の抽選で、半年越しの念願かなって手に入れただけのことはある。
シャンパングラスがよく合う。

心地よい酸味と甘み。
日本酒離れした爽やかなワインを思わせるが、伝統的な白ワインや白麹系の日本酒ほどの強い酸味は感じず、喉奥にスゥーーツと綺麗に収まっていく。
立ち香……は、思わず「うん、これは新政の香りだ!(笑)」と笑いながら頷いてしまうような、ある意味新政の定番って感じの香り。
真面目な話、分かりやすい酵母の香りはほぼなく、木桶由来の香ばしさすらある独特の深みと、白ワインのようなフルーティーさが全面に押し出されている。

酸が心地よく響き、爽やかな香りだけが漂う。
こういう新政系に寄せて作った日本酒だと、どうしても苦味を伴うお酒も多いのだが、苦味などは一切無い、とにかく心地よく鼻に抜ける。
それがやはり新政の凄み、唯一無二感なのだろう。
酸味を含んだ甘みが本当に美しい。

↑贅沢なことに、2か月連続で新政の抽選に当選し、亜麻猫とNo.6が自宅の冷蔵庫に同居している状態であった。
飲み込んだ後に、甘くも強すぎない酸味が喉奥にゆらゆらと揺れ、本当に心地良い。
舌上で転がしてみると、意外とチリチリっとした炭酸味が案外長く感じられる。
この飲み物は「日本酒」というよりは『新政』という唯一無二のジャンルなんだと、改めて強く実感してしまう。
昨今、あまりに過剰に加熱する新政人気には、正直冷めた目で見てしまう気持ちが無いわけではないのだが、それでもまあ、こうして実際に飲んでみると、流石にすごく旨いという感想を持ってしまう。

No.6は、他の新政より少し落ち着いた酒質で、バランスの良さ、綺麗さ、そういうものが頭ひとつ抜けているのはよく分かる。
個人的には、ヴィリジアンとかの方がもう少し荒々しい感じがして、飲んでて掻き立てられるような旨味、幸福感をより強く感じる気もするのだが…
No.6にしか無い旨さがあるのも間違いない。
96点。
(飲んだ時期:2026年2月)
新政 No.6 S-Type 生酒 2025の補足情報
製造:新政酒造株式会社
アルコール度数:13度
精米歩合:55%
酒米:酒造好適米100%
日本酒度:不明
酸度:不明
酵母:きょうかい6号

