新政 天鵞絨(ヴィリジアン)生酛木桶純米 美郷錦2025-Colors-を飲んだ感想
ちょうど2026年Verの新政が出回り始めたかどうか、くらいの時期に、ぎりぎり残っていた2025Verを手に入れることができた。
言うまでもなくさすが新政、当然のごとく美味い。
レモンスカッシュ系ではあるが、そこまで強すぎはせず、料理の邪魔はしない。
とても透明度が高い味わいで、酸味はありつつも、比較的あっさりしている気はする。

ホタテをバター醤油で炒めてソテーにしてみたが、こちらとの相性が驚くほど抜群だった。
立ち香は木桶の心地よい香りとくせの少ないマスカット系。
2024verの方がもっと強い木桶の香りがして、苦味を含むとレモンスカッシュ感が強かった気がしたが、そう思って裏ラベルの「本ロットの特徴」を読むと、やはりビギナー向けのまろやかな味わいに仕上がっているとある。
本当にサラサラと飲めるが、少し綺麗にまとまりすぎているかな?

サーモンの柚子胡椒カルパッチョ。
やっぱり新政のようなシャンパン系に近いお酒は、フルーティーなオリーブオイルを効かせたカルパッチョとの相性がとても良い。
2024verは、「苦味や癖はあるんだけど、グッと来る旨みがめちゃくちゃ強い」印象で、唸るような旨みがとにかく強かったのだが、2025verはそれが無い来はする。
もちろんその分、かなり飲みやすいお酒に仕上がっているのだけれど。

食事とのペアリングを楽しむお酒というより、お酒単体で楽しむ系に寄っている気がする。
もちろん、食中酒としてもとても旨いのだが・・・。
とにかく味の透明感が強くて、舌の奥にフルーティーさがきらきらと響く。
長文の感想を描きたくなるほど、複雑な味わいではないな、と思う。
良くも悪くも、普通にNo.6に近い気がする。

あっさり目の味付けの肉団子に合わせてみたが、正直、ペアリングとしては「邪魔をするわけでも無いが、特に何も起こらない」という印象。
中華系は新政のペアリングとしてよく勧められているが、肉団子はまあ・・・うん・・・という感じ。

目を離したすきにうっかり少しキツネ色にしてしまった天ぷら。
天つゆにつけて食べたため、それとは結構相性が良かった。
まあ本当に今回の新政は、例年よりかなり大人しめの味わいだと思う。
ヴィリジアンには、ヴィリジアン独特の苦爽快感みたいなのを求めていたんだけどなあ。
まあ…文句なく美味いんだけどね。
95点かな。
(飲んだ時期:2026年8月)
新政 天鵞絨(ヴィリジアン)生酛木桶純米 美郷錦2025-Colors-の補足情報
製造:新政酒造株式会社
アルコール度数:13度
精米歩合:55%(麹米)、55%(掛米)
酒米:美郷錦100%
日本酒度:不明
酸度:不明
酵母:きょうかい6号
新政ヴィリジアンの公式プロモーションとしては、以下の通り。
今季のヴィリジアンは例年よりアミノ酸が高めであり、まろやかさが前面に出た味わいだが、このロットも同様である。
シャインマスカットやブラッドオレンンジのような果実香に、適度な酸味と少なくない甘みが寄り添い、まろやかでビギナー向けのバランスに落ち着いている。
やはり私が感じた通り、昨年度のVerよりビギナー向けの味わいなんだな、と安心する。
昨年度Verを飲んだ時の感想はこちら。



