常山 純米大吟醸 芳醇辛口「極」を飲んだ感想

飲んだ瞬間、「えっ旨いぞ」となる。

確かに辛口だし、触れ込み通りしっかりしたドライさはあるんだけど、決してフルーティさが無いわけではなく、飲み口~飲み込むまでの中間地点にフワッと骨を含む香りが立ってくる。

とにかく心地良い。

温度があがってくると、僅かな甘味を含むのだが、くどさはなく、むしろそれが1つの個性、魅力として際立ってくる。

かなり幸福感の高いお酒。

芳醇フルーティ系が好きな人には少し物足りないか?

大人しめ、適度に香る骨ありドライ酒、というところ。

ドライ系の最高峰か?

これを100点たらしめないのは、ドライ系の限界なのか?

僅かに口の中全体が窄まる感じがあるんだよな。95点。

(飲んだ時期:2024年10月)

常山 純米大吟醸 芳醇辛口「極」の補足情報

アルコール度数:15度
精米歩合:50%
酒米:五百万石100%
日本酒度:+5
酸度:1.7

大量のカンパチとしまあじ、ふぐ寿司と一緒にいただいた。

私としてはかなり好みのお酒で、酒だけで酒がぐんぐんと飲める系だったが、やはりフルーティ好きには「旨いね」の一言で終わってしまうような、そういう感じのお酒。